COLUMN
2024/08/28
■ 手作業治具の目的
手作業治具とは、製造や組立作業を効率化、正確化するために用いられる道具や装置のことです。
以下の目的で使用されます。
・作業の効率化
特定の作業を簡単に、短時間で行えるようにするための補助道具です。
例えば、一定の位置に部品を固定する為の固定治具や、同じ位置に誘導する為のガイド治具などがあります。
・作業の精度向上
手作業によるばらつきを減らし、製品の品質を均一に保つための道具です。
例えば、測定治具や位置決め治具などが該当します。
・安全性の確保
作業者の安全を守る為の道具です。
例えば、部品の保持を補助するクランプや、
危険な部分に手を近づけないようにするための
保護カバーなどがあります。
手作業治具は製造現場や工場で広く使用されており、
作業の標準化や効率化を図る為に重要な役割を果たしています。
■ 業務の流れ
弊社では、大手自動車メーカー様のもと、自動車のエンジン部品の組付、駆動ユニット系の部品を組付けるための治具を設計しています。
弊社で主に使用しているCADは、国産3DCADであるiCADになり、iCADによる3DCAD設計歴は20年になります。
iCADによる手作業治具設計業務の流れは以下のようになります。
1.お客様との仕様打合せ
2.iCADで3D形状を作成
3.お客様による承認
4.iCADで3D形状を元に2D図面を作成
■ 機械設計を志望される方へ
手作業治具設計は名の通り、人が手で動かして使うものですので、
部品点数が少なく、動力源を必要としないことが多いです。
そのため、設計経験が浅い方でも携わりやすい業務になっています。
まずは手作業治具で設計の基礎を学び、将来的には大きな設備の設計に携わることも可能です。品の品質向上や生産効率の向上に欠かせない存在です。
まずは手作業治具で設計の基礎を学び、将来的には大きな設備の設計に携わることも可能です。
未経験でも機械設計にチャレンジしたい方は、まずは こちらから お気軽にご応募ください。